編集:保険営業専門学校

既契約のお客様へのフォローは、話せる時間があるかを確かめ、前回からの変化や気になることを聞くところから始められます。変化がなければ短く終え、相談があれば内容を確認して、必要な次の対応を決めます。

この記事では、当校の既契約者への近況確認を扱った公開noteをもとに、電話の進め方と記録の残し方を整理します。表や記録項目は、実務で使いやすくするための編集上の提案です。

連絡する前に確認しておくこと

まず、前回いつ話したか、そのときに何を相談されたか、回答や確認が残っていないかを見直します。以前に確認すると約束したことがあれば、その対応状況を把握してから連絡します。

今回の用件も、近況の確認、依頼された回答、手続きの連絡などに分けておきます。用件が決まれば、電話がつながったときに何を伝えるかが明確になります。

近況確認で連絡するなら、最初から提案商品や面談日程を決めておく必要はありません。相手の都合を聞いてから、仕事や家族の状況など、前回から変わったことがあるかを尋ねます。答えを急がせず、相手が話した範囲から確認を進めましょう。

相手の反応に合わせて対応を分ける

電話をかける前に、次の分岐を決めておくと、話を無理に広げずに済みます。

お客様の状況その場で行うこと次の対応
今は話せない用件を短く伝え、改めて連絡してよいかを確認する希望があれば、日時や連絡方法を記録する
特に変化はない近況を確認できたことへのお礼を伝える必要なときに相談できることを伝え、電話を終える
気になることがある何を知りたいのか、いつまでに確認したいのかを聞くその場で答えられるか、改めて準備が必要かを分ける
電話に出ない急ぎではない近況確認なら、用件が分かる短い連絡を残す折り返しを必須にせず、その後の連絡を判断する

公開noteでも、変化がなければ面談へ進めようとせず、電話を終える進め方を紹介しています。不在時の対応は、今回のような急ぎではない用件を想定したものです。手続きの期限などがある連絡は、用件に応じて対応を変えます。

相談が出たら、次回に何をするかまで決める

気になることがあると分かっても、すぐに商品の説明へ移ると、聞きたかった内容を取り違えることがあります。まず相談の対象を確認し、電話で整理できる範囲と、資料や時間が必要な範囲を分けます。

たとえば教育費の相談なら、制度の仕組みを知りたいのか、家計の準備状況を整理したいのかで、用意するものが変わります。次回の面談が必要なら、相談で確認する内容と、事前に用意してもらうものを伝えます。

当校のセミナー資料を見直す公開noteでも、個別相談で何を確認できるかを具体的に案内することを扱っています。この考え方は、電話から次の相談へ進む場面でも使えます。日程だけでなく、次に話す内容をお互いに確認しておきましょう。

フォロー後に残しておきたい記録

次回の担当者が、前回の続きから話せる状態を目指します。記録欄は、次の4項目から整理できます。

  1. 連絡の状況:連絡日、使用した方法、話せたかどうか。
  2. 確認できたこと:お客様が話した変化や、特に変化がなかったこと。
  3. 相談したい内容:何を確認したいのか、まだ決まっていない点。
  4. 次の約束:誰が何を準備し、いつ、どの方法で連絡するか。

聞いた事実と、担当者の判断は分けて書きます。たとえば、教育費に関心があると聞いただけなら、特定の保険を希望していると決めつけないようにします。また、面談の予約がない場合も、近況を確認できたことや、今後の連絡についての希望を残せます。

記録を増やすこと自体が目的ではありません。次の連絡で同じ質問を繰り返したり、約束した確認を忘れたりしないために、必要な項目を選びます。

よくある質問

案内する商品がなくても連絡してよいですか?

近況を確認するために連絡できます。最初にその用件を伝え、今話せるかを確かめます。相談が出ることを前提にせず、変化がなければ短く終えます。

連絡の頻度は決めておくべきですか?

一律の回数を先に決めるより、契約や手続きの状況、前回の約束、お客様が希望する連絡方法を確認します。次に連絡する予定を決めた場合は、その理由と一緒に記録しておきましょう。

相談につながらなかった電話は、どう振り返りますか?

近況を確認できたか、相手の都合に合わせられたか、未対応の約束が残っていないかを確認します。相談の予約件数だけでは見えない、担当者として行った対応も振り返れます。

まずは、しばらく話していないお客様の前回記録を一件確認してください。今回の用件を決め、話ができた場合とできなかった場合の対応を用意してから連絡を始めましょう。

出典:既契約者への近況確認(保険営業専門学校 note)/セミナー資料の見直し(同 note)